断酒生活(57日目)〜我が身を重ねたニュース〜
私が住んでいるところからそう遠くない所で昨夜未明にひき逃げ事故が起きた。
酔って路上で寝ていた男性が車にひかれ、車はそのまま逃走したためひき逃げ事故となった。
逃げたのはどうしたって良くないし、亡くなった方のご冥福をお祈りしたい。
このニュースを見て、私はもしかしたらこれと同じ事故が我が身を襲ったかもしれないと震え上がった。
当然の事ながら私にも何度も経験がある。
泥酔の末の路上就寝。
幸い車道で寝ていた事は無かったのでひかれる事は無かった(記憶が無いので実際はどうだったかわからないが)。
ただ駐車場のような場所や狭い路上で寝ている事はあったので、ひかれた可能性も十分にあるだろう。
酔って路上で寝る瞬間はなんとなく覚えてる。つまづいて倒れて起き上がれず、星空を見上げてもういいかこのまま寝ちゃおう…そんな感じだ。
もう少し記憶が確かだと、この空き地なら寝やすそうとか…
酔って路上で寝て帰らぬ人に。
自分だけの問題じゃない。
残された家族は気持ちをどこに持って行けばよいだろう…
改めて飲酒の怖さを実感した。
そして自分は幸運な事に最後に路上で寝ていたが轢かれずに、自らの問題飲酒と依存症を認め断酒する事ができた。
この日も週末金曜日の夜だった。
昨日のニュースも同じだ…
断酒が当たり前になってくると、ふとこういった過去を忘れやすくなる。
ウィスキーが云々と書いていた数日前…
忘れてはいけない。
私は再飲酒すれば、またこの失態を犯し次こそは命を落とすだろう。
轢かれなかったのも、無くしたカバンが出てきたのも、ラストチャンスを授かったのだと改めて気を引き締めないといけない。