NO SAKE Life is

飲酒歴16年以上20年未満。2016年6月4日断酒開始。

断酒生活(65日目)〜酒にのまれる〜

2カ月で断酒終了

なんてことはなく引き続き継続中です。


実は週末が会社の旅行だったので更新できませんでした。

旅行なんていうと開放的になってついついお酒になんて事もなく、旅館で出た食前酒さえ口をつけませんでした。


夜の飲み会の席、相変わらずうちの会社の飲み会は長い、今回は途中参加なんて出来ないので初めから終わりまでなんやかんや6時間以上の長丁場でした。

もうしばらくしたらこの長さについて少し提言してもいいかなと思ってます。

まあ長すぎですよね。

ただ自分が飲んでた頃は全然長く感じなかったのは、アルコールによる時間感覚の欠落にほかならないですね。


さて今回の酒席もウーロン茶やコーラで十分にやり過ごせて今回の旅自体楽しく過ごせました。

断酒のメリットを感じたのは、やはり二日酔いが無い事による翌日の爽快感。

飲みすぎた人は朝から吐いていて回復するまでに時間がかかってました。

そして二つ目はアクシデントに冷静に対応できた事。

かなりの泥酔でからみ酒が始まりたちが悪くなった輩が若干一名でました。

そしてふざけてなのか取っ組み合いしてたら打ち所悪く病院に行く事態に。

しかし自分が素面だった事で病院に運転して連れて行く事が出来ました。


やはり全く飲まない人間というのも一人いると色々急な事にたいしょできていいですね。今まで自分が迷惑かけていた分をすこしでもこうして役に立てればいいかなと思います。


その泥酔者を素面で観察していました。

飲みの中盤から言動や行動が荒く攻撃的になってきて酒を飲む量もどんどん増えていき、正直見ていてハラハラしてました。

会話もうまくかみ合わず自分の主張ばかりで場の空気も乱しがち。さらには絡みはじめて厄介者というか迷惑な存在でした。

自分もかつてはこうだったのか…と愕然とさせられました。

思い返せば数え上げればキリがない粗相の数々…幸いに人を怪我させたりはしませんでしたが、やはり周りの人から見れば厄介者だったでしょう。

昔の自分の姿を目の前でリアルに演じられた劇を見ているようで、やるせない気持ちになりました。と同時に思った事がひとつ。

それはどこかのタイミングで誰かが歯止めをかける必要があるという事です。

出来れば関わりたくないし面倒な存在、しかし会社の仲間であるならば行きすぎないように誰かが抑えないと結果としてその迷惑が自分たちに降りかかるのだから。


その役目としてかつて同じ厄介者だったけど、断酒をして素面でいられる自分がやるしかないかなと。

彼の日常がどうかはわからないけど、恐らくやや荒れていてストレスも感じているのでしょう。また、飲みの席を盛り上げようとしているきらいもある。このままだと泥酔問題行動がエスカレートしていくばかりだと思う。

どこかで話ができるタイミングもあれば、アドバイスしてみたいものだ。


しかし酒にのまれた人間ほど見にくい(醜い)ものはない。本当に醜態そのものである。そしてそれを繰り返していれば人間関係はボロボロになるだろう。

過去へは戻れない。過去の醜態は消せない。しかし今後の人生でこの醜態をさらさなくて済むようになった事は、本当に良かったと心から思う。

願わくば過去の私の醜態を見て、距離を置こうとか、関わらないようにしようとか、そうしてヒビの入った関係が、今後の自分の振る舞いで少しでも回復してくれれば良いなと思う。

といってもそんな簡単なものではないし、こちらの身勝手な希望である事は重々承知している。

ささやかな願いだ。