断酒生活(164日目)〜出張を終えて〜
週末に地方へ出張していました。
地方出張といえば、ご当地グルメが楽しみだった今までは、夜どこで飲むか?何件行くか?そんな事ばかり考えていた。
実際地方の居酒屋にはそこでしか食べられないメニューがあり、それがまた楽しみの一つでもあった。
しかし今回は酒が飲めない。
果たしてどうなる?
酒の飲めない地方出張ほど楽しくないものは無い→やっぱり酒飲もうなんてことになるだろうか?
少し不安であったが、行ってみて新たに気付いた事がある。
確かに居酒屋には入りづらいのだけど…
そもそも居酒屋にそこまで魅力を感じなくなっている自分がそこにいたのです。
酒宴にはつきあったのですが、そこで美味しい地のものは十分に楽しむことができた。すると新たにもう1軒、さらにもう1軒という欲が無くなっているのである。
酒を飲まない者の夕食は割とすぐにお腹いっぱいになって満足するので、何件もはしごして食べようという気にならないのだ。
折角地方にきたんだからと何件もはしごするのは、結局酒の食欲増進効果が成せる業であり、酒が無ければ1件でも十分に満足なのだ。
そんな訳で居酒屋へ行きたいと思わなかったので、結局地方の夜は全然苦ではなかったのです。
もちろん〆のラーメンなど酒を飲まなくても楽しめる場所は探せばいくらでもあって、逆に今までは二日酔いで朝スタートが遅れていたのですが、いつも通り目がスッキリ冷めるので朝飯、昼飯、おやつと楽しめて限られた時間を極めて有効に過ごす事が出来た。
酒が好きな人から見れば、折角地方にきたのにもったいないなあ、損してるなあと思われるのでしょうが、全然そんな事はなく飲まなくても同じように食事を楽しむ事は出来るんですね。
心配は余計な気苦労となって泡と消えました。
もちろん飲める人は居酒屋巡りも楽しいでしょう。
ただ私はそこに魅力を感じなくなってしまったので、悔しさも、惨めさも、羨ましさも、そういった感情が湧いてこないので、また酒を飲みたいとも思わなかった訳ですね。
酒の呪縛から少しずつ開放されているのだなと今回の経験で新たに思いました。