断酒生活(229日目)〜やらされていると、やっているの違い〜
さてさて例の喧嘩は落ち着きまして、最近は平穏な日々です。
今日は先日無くなった大きな仕事のその後について書きます。
新たな方向を模索すると書きましたが、結論から言うと「受注して作っていたものを自分で作って売ろう」という方向に決まりました。
これまでは一つの商品を作る事が私の役目でした。その商品のクオリティを良くするために頑張っていました。
そしてその対価を支払ってくれるクライアントがいました。
私はその商品を作るためにかかる原価の一つだった訳です。
しかしそのクライアントがこの商品を原価以上で売る事が出来なかったので商品を作る事をやめることにしました。
しかし私はこの商品のクオリティを維持してきた立場として、商品そのものに自身はありました。売れないのではなく売り方が間違っているのでは?とずっと思っていたのです。
だから自分で売ってみようと思った訳です。
それまでさんざんクライアントがこの商品を売るために営業していた事は良く知っています。
ただいつも傍から見ていて感じたのは、自主的に商品を売っていないという事でした。そもそも本業が別にある会社の新規事業の一つであり、その会社にとっては未知の分野でした。
集められたメンバーは当初から「なんで俺がこんな事業のメンバーに…」という雰囲気をずっと出していました。
そしていざ営業してみて売れないと「時代に合っていない」とか、「先行の牙城は崩せない」とか。ことあるごとに口から出るのは成功する訳がないと言うマイナスの言葉でした。
営業の仕方や環境は色々あったとは思います。
でも根本的な問題は集まったメンバーがこの商品は売れると誰も信じていなかった事にあると私は思っています。
会社に「やらさせている」感じ。
矛先は私にも向けられる事がありました。商品のクオリティなんてはっきり言って営業には関係ないという事さえ言われました。
私だったら売れる、いつかその時が来たら…とずっと考えていました。
もちろん成功を信じる気持ちだけではどうにもならないかもしれません。でも信じられなければ彼らと同じ結果になるでしょう。
1年後を楽しみに頑張りたいと思います。